医師人口の増加について

医師不足の本当の所

人口の増減と医師の数

日本は本格的な少子高齢化を迎え、今後10年から20年で65歳以上の人が急速に増えると言われ、人口減少の歯車を加速させます。人口が減少するということは、医師の数も減り医療従事者全体が減少することにもなります。しかしながら、患者も減るタイミングが訪れるため、バランスが合うようにも思われますが、今後20年がもっとも比率が不一致となります。現在、若者1人で4人の高齢者を支える健康保険をはじめとする社会福祉制度は、20年で拡大し、その機能に無理が生じるでしょう。団塊の世代が徐々に寿命を迎える20年後から医師の数も徐々にバランスを良くするでしょう。それと同時に、看護師やその他の医療従事者も不足の問題は解消し、その後の問題として、大手医療機関の経営が深刻な問題となるでしょう。現在でも地方の大手医療機関で自治体主導の病院などでは、経営が悪化しているところが多く、とくに過疎となる地域では経営難が深刻な問題としてあるのです。

増える医師人口と人手不足の背景

医師不足と叫ばれていはいますが、実は以前よりも人口自体は増加傾向にあります。今でも不足になっているのは特定の産婦人科や小児科など生命の重要度が高い診療科での不足が目立ち、特に地方での不足が続いています。中には診療科がなくなる医療機関も出ており、住民に不安や負担をかけています。実際は医師の人口は都市部に集中しています。なぜこのようになったかというと、以前から医師になる人は多いものの、診療科の選択や研修先を選べる臨床研修制度に変更した事から都市部の設備が整った総合病院などの規模の大きな医療機関を選ぶ所が集中している為でもあります。臨床研修制度の変更が始まってからは不公平なく研修先が選べる事から自分の専門分野を適した環境下で学べる点は良くはなってきてはいます。人口は増えているのに各医療機関での診療科の配分や選抜の部分では取り決めがない為、極端に診療科での差が広がっている事が現在でも人手不足の原因として浮き彫りになっています。

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